独囚日記

日常生活を書きます

2023/09/24 学生時代の思い出

・日記

8時起床。午前中に散髪を済ませる。

昼からどうしようか迷っていたが、トライアルに行こうと思いつく。

学生時代によく行っていたスーパー。こちらにもあることを知って、行こう行こうと思いつつ、まだ行っていなかった。バスで40分かけて到着。

その後イオンと周辺をぶらつき家に帰る。

 

・トライアル

留年生時代、深夜によく行っていた。自転車で車も走っていない坂道を猛スピードで下り、カップ麺、総菜、菓子などをカゴに詰め込みアパートに帰り貪る。

今よりもずっとずっと暗い生活をしていたな。進路も決まらず不甲斐ない生活をする自分を頭の中でひたすら責め続けていた。

トライアルによく通ったのは、そんな苦しさから逃げるためだったかも。

今日トライアルに行ったのは、あの時の気分を思い出せるかなと思ったから。

 

店に入ると、まず見慣れない形の買い物カートが目に入る。

なぜかディスプレイが付いている。説明をみると、その場で商品をスキャンし、決済できるとのこと。滅茶苦茶未来っぽい。ただ、カートはよく使われている感じでもなかった。レジもそれなりに人がいたはず。まだ導入したばかりで、使う人が少ないのかも。失業したらレジ打ちのバイトができれば糊口を凌げるかも、と思っていたけどレジ係も無くなるのかな。買い物カートひとつに時代の変化を感じる。学生時代の店のセルフレジの導入の時も時代を感じたっけ。イオンも同じシステムを導入していた。

 

商品の並びは知っていたトライアルと同じだった。広い売り場に食品、生鮮食品。中央は生活用品。端のほうは家電類とペット用品、洋服。物の値段は、近所のスーパーより総じて安い。売り場の広さも生かして、商品の種類も豊富。

 

ただ、学生時代の気分は思い出せなかった。

 

まず建物が学生の時の店舗より綺麗。自分が通っていたトライアルは、小汚い古い建物に無理やり収まっていた。1階が駐車場兼入り口だったけど、そこの雰囲気が暗かったんだよね。薄暗い汚い階段を上がるときはいつも下を向いていた。

今日行った店舗は平屋で開放的で清潔な印象。家族連れも多かった。雰囲気が明るいんだよね。あるべき休日を過ごしている人が多かった。

店内をぶらついても特に感傷に浸れず、10分くらいで店から出た。

 

トライアルが暗い雰囲気を演出したのではなく、暗い生活を送っていた自分が暗い店だと認識していたのだろう。今日気付いた。

 

埋立地

トライアルを後にし、近くのイオンをぶらつく。別に欲しいものなどないから、本当にぶらついただけ。家族連れや友人連れ、カップルが多い。そういう人のための施設だから当然。店をざっと見たけど女性向けのアパレルが良く目についた。ショッピングモールは女性向けが多いよね。男性は単独でも複数でもモールをぶらつくことはないと思う。自分もユニクロで服でも買うか、と思ったけどやめた。平日の夜に行けば空いている店でゆっくり試着できるし、服だけ決めてネットで買うこともできる。今無理しなくてもと思い何も買わなかった。

 

イオンに居場所がないことを確認したあとは少し周辺を散歩した。

イオンは埋立地にあるんだけど、埋立地の雰囲気は結構好きなんだよね。

土地が広いから駐車場広めの建物が多く、建物と建物の間隔は広目。それに建物も低いから日差しを遮るものはない。緑がなく人工的な雰囲気が漂う。遠目には市街地や山沿いの住宅地。県庁とそれを取り巻くビル。人通りも少ない。休みだから時間の流れはゆっくりとしている。

視界は明るいけど、見通しが立たないというか、中心から離れている空間に独りぼっちで歩いているというか。

明るいけど明るくない、埋立地はそんな空間だと思う。

これもトライアルと同じで自分がそう思わせているだけなのだろうか。